【レポート/デッキ紹介】2018年9月マンスリー100位達成構築【毒デッキ】
こんにちは、抹茶バニラです。
本日の記事は、昨日までの9月マンスリーの環境を振り返り、使用構築を紹介するものです。
まず9月マンスリーの環境に関して振り返ります。
どんなデッキが多かったかという結論から書いてしまいます。9月中の記事でも触れてきましたが、
・チルタリス+レックウザ(チルレック)に強く、ベベノムやケルディオによってより強化された『Sデオキシス+ゾロアーク+α(圧迫)』
・出足が遅いながら、とにかく破壊性能の高い『チルタリス+レックウザ(チルレック)』
・ベベノム+アーゴヨンの登場や、色違いのレックウザ等のメタの減少で息を吹き返しつつある『ウルトラビースト(UB)』
・チルレックには弱いが、ゲンシカイオーガの投入でUBに強くカプ・レヒレのおかげで圧迫ともやりあえる『水デッキ』
・上記に広く対応できる『マイティースタンダード』(具体的には、ルカリオ、ゾロアーク、ビリジオン、ケルディオ、ヤミラミ、+1といったメンツでしょうか。)
大別してこの5種類が多いように感じました。
このうち特に意識したいのは『圧迫』、『チルレック』、『水デッキ』の3種で、それらに対して比較的安定して勝てるデッキを模索していたところ、
Twitterでタコヤマさんが毒デッキを使っていらっしゃるのを拝見しました。
タコヤマさんいわく、毒デッキにおける対チルレックはアーゴヨンで流星の教えを食ってしまえば機動力の差で勝てるようになるとのことで、それならば他のデッキに関しても見られそうだし使ってみるか、ということで今月は毒デッキを使ってみることにしました。使いたいデッキを使って勝てなかったらそれはそれで。一応4月頃たまに見たガマゲロゲ+ゲンガー+カプ・レヒレ+フシギバナというデッキを使ってみたいという憧れを当時から持ってはいたので(笑)。あと単純にゲンガーが好き
後にはもう引けねェ。
それでは、前置きはこのくらいにして、デッキ紹介に移ります。
Twitterのアンケート機能やタコヤマさん、KEROさんのアドバイスを参考にして構築、あとは自己流です。レベリングが甘いのは許して。
★ポケモン
・(メガ)ゲンガー×2
特性『ナイトストーク』によってすり抜けるだけで相手のどく、どくどく、ねむり状態のポケモンをきぜつさせることができます。どこかでメガシンカして強襲を仕掛けることも可能です。2匹いることで自動的にゲンガナイトが2枚になり、ファントムエナジーとの相性も良いため2投。ファントムエナジーが効いていれば、相手のポケモンが自分のエントリーに乗っていても、そのポケモンをどく状態にさえしてしまえばきぜつさせながらゲンガーが登場することができます。
毒吐き要員、かつ対チルレック、メガシンカの詰め合わせ+リサイクルといったデッキに対する回答です。相手のポケモンをどく状態にできるのは最初のバトルだけですが、とんぼがえり、ポケモン回収といった手段で何度も相手に毒を吹っ掛けることが可能です。とんぼがえりがプレート除外特性との相性◎で、とにかく強力な印象を受けました。ベベノムは入っていませんが、十分戦えました(ベベノムを採用した場合何度も相手をどく状態にできます)。
・ルカリオ
特殊状態でない時、相手の金技で気絶しない特性を持っている安定安心のゴールキーパー。こいつがいないとチルレックに勝てません。どこかでメガシンカして攻めに転ずる動きも非常に強力です。
ケミカルかふん要員。どく、どくどく状態のポケモンのMPを-1することができ、毒を撒いたあとその機動力の差とゲンガーの特性を活かして場を制圧していくことになります。必須です。メガシンカはあると便利程度ですが、それでも助けられた試合が多かったです。現状のルールだとメガシンカはセットするだけ得なので、ぜひセットはしておきたいところです。
毒吐き要員です。それに加えて、りゅうせいぐんで相手のポケモンを狙撃できることもとにかく強力です。うまくゴールキーパーやスフィアプレートを使われたポケモンを狙撃できれば、かなりのアドバンテージを得ることができます。
進化で採用できればより強力ですが、クズモーのMP1が絶望的に足を引っ張るのと、何よりクズモーが紫ワザを成功させても進化できない不具合が残ったままで、しかも修正が10/1のメンテと来たもんですから、今回は素採用で。
ベベノムの不採用理由に関しては下の概要と立ち回り方の項目で述べています。
まぁ、ゲンガー、毒吐き要員×2、フシギバナ、ルカリオ+1ですぐ6枠埋まってしまいます。
★プレート
・げんきのかたまり
序盤アーゴヨンやドラミドロを使いまわしてとにかくどく状態の相手のポケモンを増やしていきたいため1枚は必須であると感じました。
・ロングスロー
好きなプレート。相手にエントリーを踏まれている状態から逆転の糸口を作ることができます。全体的に足の速いデッキとはいえないため、噛み合っているといえます。
・ポケモン回収
アーゴヨンによるプレート除外や毒吐きが主な用途です。が、その他の場面でも役立つことは多く便利な1枚です。
・ポケモン入れ替え
うまく有利対面を作ったりどく状態のポケモンを量産したりするのに使います。こちらも、このデッキにとってはポケモン回収と並んで便利なプレートです。
・ファントムエナジー
相手のどく状態のポケモンにエントリーを踏まれている状態をゲンガーが解決できるようになります。ウツロイドやデンジュモクといった登場時にエナジーを破壊してくるポケモンが減少したこと、レックウザのブレイクエナジーが流星の教えでガリョウテンセイに変化することなどが背景にあり、現環境では使いやすかったです。
・ベノムスフィア
対水では役立ちましたが、ここは要検討の枠です。
そもそも火力で勝とうというスタンスのデッキではない(毒を撒いて相手を鈍足にしてナイトストークやりゅうせいぐんで制圧してエントリーをとる)ため、ここは2枚目のポケモン回収などを検討する余地があります。
※10/2追記・現在はこの枠はスピーダーで使用しています。ひかりのこな、ダブルチャンス等も検討の余地があります。
★概要と立ち回り方
ベノムスフィアのところで書いてしまいましたが、アーゴヨンとドラミドロで毒を撒き、フシギバナの特性で鈍足にし、ゲンガーで制圧していくのが基本的なスタンスになります。プレートを使い切らせてからが勝負なので基本的に受け寄りのデッキとなっています。相手のエントリーを取るまではどく状態にしたポケモンを刺さずに放置する立ち回りが重要になってきます。
ベベノムに関しては、相手にゲンシカイオーガがいるだけで明確に苦手となってしまい、弱点を増やすと判断して入れていません。ベベノムをひたすら殴られてウルトラポーテーションを出すのを待たれてしまいます。入れるなら2体目のゲンガーを抜くことになるでしょうか。ベベノムは機動力、アーゴヨンに毒吐き能力を繰り返し使わせられる、どくどく持ちとあり弱くはありませんが、今回は採用を見送りました。
★仮想敵に対する有利不利と最終日の成績
・対圧迫
やや有利~互角
序盤次第です。ファントムエナジーと毒撒きの2手が回れば負けません。
最終日は3勝0敗です。
・対チルレック
やや有利~互角
相手の流星の教えを2枚破壊できるかどうかにかかっています。
最終日は2勝0敗です。
・対UB
苦戦!
テッカグヤにランデブーを許すと非常に不利です。いかにテッカグヤを処理するか。ドラミドロの機嫌次第です。最近のUBはUSからの復帰をフェローチェ1匹に頼っている構築が多いので、フェローチェを処理した後にどく状態のポケモンを放置する、という手口で勝てないこともありません。
最終日は2勝0敗です。1勝はテッカグヤがロケットライドで飛んでくれたので勝ち。もう1勝は運がよかったです。
・水デッキ
互角
アクアスフィア、スイクン、メガカメックスなど毒にとっての脅威を秘めており、一概に有利とは言えません。カプ・レヒレさえ処理してしまえばなんとかなる、と言ったところでしょうか。
最終日は2勝1敗でした。
・対マイティースタン
苦戦!
メンツ上バシャーモがとにかく重い、メガヤミラミがエナジーを破壊してくる、メガシンカで毒を解除されてしまうとあり、相当勝つのは難しいです。しかし、上位の数名しか握っていなさそうだったのと、ほかのデッキを安定して倒し、全勝まで行かなくても高勝率をキープすれば100位は達成出来ると踏んで毒デッキを採用しました。
最終日は納得の0勝1敗でした。
最終日はものの見事に以上の5種以外とは当たりませんでした(笑)
毒デッキの最終日戦績:9勝2敗
マンスリーレート2230→2343
途中UBに切り替えて負けを重ねているので数字の割に若干控えめな上昇幅。
毒デッキでの戦績はこんな感じです。
★結果と総評
さて、マンスリーレート100位争いの結果は…
というわけで、無事77位で100入賞でした!(自身3度目、最高順位を97→77に更新!)
いかがだったでしょうか。タコヤマさんという偉大な先駆者がいたおかげではありましたが、9月環境で毒デッキを握ったのは正解だったように思います。何より好きなゲンガーデッキで100位を取れたのは非常に嬉しく思います。
アドバイスをくださった皆様、Twitterでのアンケートに回答してくださった皆様、対戦してくださった皆様、誠にありがとうございました!!
おまけ
こんな感じでチルレックにも勝てます。
9月の総合成績。