【考察】新プレート『ゴツゴツメット』『ふうせん』
こんにちは、抹茶バニラです。
今回は先日のチームマッチにて新登場しました『ゴツゴツメット』『ふうせん』の紹介です。
皆さんはゲットしましたか?
今回のチームマッチは新フィギュア『[EX]ガルーラ』、新プレート『ゴツゴツメット』『ふうせん』と、報酬に新要素が3つも登場した豪華なイベントでした。
ここからちょっと余談ですが、(おそらく海外の法改正に伴って)トレボ(いわゆるガチャ)を廃止という大胆な改革に踏み切ったポケコマ。今後イベントでも積極的に新要素が出て、ダイヤを使わないとちょっとだけ届きづらい位置に報酬を置いて地味に販促を狙っていこうと考えているのかなぁ、と思いました(笑)
一応、500ptまでであればダイヤを使わずに到達することはできましたが、キューブEXのもらえる1,200ptまでとなるとダイヤなしには到達できない印象でしたね。キューブEXは貴重なので、それでもダイヤを使う価値はあったように思います。
余談はここまで。『ちょっと余談ですが』を見て読み飛ばした方、読み飛ばすのはここまででお願いします。一応無駄話は短くしといたからさ。
今回はそのチームマッチで報酬として得られた新プレート『ゴツゴツメット』『ふうせん』について解説していきます。
使ったターンに限定されますが、無理やり道連れが狙えるプレートです。『ワザのダメージで気絶したら』なので、紫ワザであるはどうだんやハサミギロチン等による気絶やクロスカウンターやくさむすび等の効果による気絶は含まないことには注意しましょう。
こちらが青技や紫技で生き残った場合や相手が白か金以外を出した場合、不発に終わるので、使用感としてはスピーダーに近いものがあります。後述する『相性の良いポケモン』と組み合わせるほか、相手のエントリーを2つ封鎖しきった後、無理やり相手の数を減らしにいく戦法や、エントリーを封鎖している相手のポケモンを無理やり外しにいく戦法もとれる優秀なプレートです。
一応念のため書いておきますが、ゴツゴツメットの効果で相手ポケモンを気絶させてもバトル判定で負けているためコイキングやヒンバスの特性を除いた通常の進化はできません。
・相性の良いポケモン
ケルディオ、ヒンバス、コイキングなど、自身が気絶してもその場に居残り、進化またはフォルムチェンジができるポケモンと相性が良いです。バトル相手がこちらを白技か金技で返り討ちにしてくれば、相手を気絶させながら自身はその場に居残り、進化またはフォルムチェンジをすることができます。
・『メットZ』という動き
相手のゴール横に、たとえばヒンバスを進めたとします。ここで相手のゴールキーパーにゴツゴツメット装備でバトルを仕掛け(ヒンバスは白ワザしかなくダメージが貧弱なため、相手が白技か金技を出せば高確率で負ける)、ゴールキーパーを気絶させて進化、守りに来たもう1匹を今度はミロカロスのZ技で吹き飛ばす、という動きができます。ただ、ゴツゴツメットもZ技も、紫ワザには防がれてしまう点には注意が必要です。
相手のケルディオ、ヒンバス、コイキングが迫ってきたときはこの動きを警戒しましょう。
★ふうせん
なんとも不穏なプレートであります。その理由は以下に示しています。
また、こちらはゴツゴツメットと違って、プレートの効果は使ったポケモンが最初にバトルするまで継続します。また、使用してもターンエンドにならないところが非常に強力です。かなり汎用性が高く、プレートコストが余ったら入れておくだけでも強いという印象です。
・先手番の初手でもMP2
先手番の初手で使用しても、先手番の初手のMP-1を上書きして、使われたポケモンはMP2で場にMP移動することができます。
これにより、初手ロングスローに頼らずに『テッカグヤ』や『ベベノム』などをMP2で繰り出していけるようになったのは大きいのではないでしょうか。ふうせんを使いつつロングスローを中終盤に温存することができるようになりました。また、MP2のポケモンのみでデッキを構成しても、初手ふうせんから入れば先手番でも大丈夫、という利点もあります。
・相性の良いポケモン
先述のとおり『テッカグヤ』、『ベベノム』などを初手からロングスローに頼らずエントリーから斜め前に積極的に出せるようになるほか、CIP特性がとにかく強力な『ミカルゲ』(ベンチからフィールドに出た瞬間に1匹スピンさせ、白技ならのろいマーカーを付ける)のMP0を2にして相手をカンタンにのろってしまうという動きも注目が集まっています。
こちらからあまり攻撃したくないテッカグヤが飛び越えでどんどん進んできて、フレイムガンでゴールを脅かしてきたりランデブーを狙ってきたりする様はかなり迫力があり、相手したくないですね(笑)。いや笑いごとじゃないぞ。
また、MPが2以下にならない『[UX]イーブイ』に対して使用し、MP3のまま飛び越えを付与する動き方もあり、使用率は低いながらも見かけたら警戒する必要があります。
・『ハードルジャンプ』との比較
プレートコスト面やターンエンドにならない点で、一見するとハードルジャンプの上位互換っぽく見えますが、[UX]イーブイ以外のMP3のポケモンに対して使用するとMPを2にしてしまいます。足の速いポケモンにとってはむしろ風船が枷になるってやけに納得しました。
『コソクムシ』や『ケルディオ』などと組み合わせる場合はハードルジャンプのほうがおそらく使いやすいです。また、ハードルジャンプは、ターンエンドになることで飛んだ先で相手のオノンド等のなわばりに引っかからないということが利点になることもありますので、一概にふうせんがハードルジャンプの上位互換であるとは言えなさそうです。
いかがだったでしょうか。
今回の新プレートによって、デッキ構築、バトルの戦略の幅が大きく広がったのではないかな、と思います。
皆さんもぜひ独自に研究してみてくださいね。