抹茶バニラのポケコマ研究室

ポケモンコマスターに関する情報を発信していきます。

【デッキ紹介】すぺーすあぶだくしょん【リグレー軍団】

※この記事は2018年12月の、くさ、ほのお、みずの3タイプのみZワザが存在する仕様を前提としており、1ヶ月後のゼンリョク・アップデートで新たなZワザや新コマが登場してまた大きく環境が変わることが予想され、紹介するデッキが使いづらくなることやデッキ内容が変わってくる可能性があることに留意してお読みください。

 

こんにちは、抹茶バニラです。

今回紹介するのはリグレーを中心とした『つれさる』デッキ。

Twitter等では俗に『宇宙人デッキ』と呼ばれているものです。

 

 

★このデッキを握ろうと思った経緯

リーグマッチで似たデッキを見かけて大変不愉快だったから。対策しようと思ったら自分で使ってみて苦手を知るのが一番だと思ったためです。

また、使い続けている理由としては頻度が高すぎる現段階のZワザもまた不愉快で、紫ワザ主体の強いデッキを使いたいためでもあります。

 

 

リグレーって何が怖いの?

まずはリグレーの性能紹介から。 

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特性によってきぜつしてもP.C.に飛ばず除外されます。

除外される!? 弱ッ!と思われるかもしれませんが、その性能を逆手にとることができます。

きぜつしたとき、すでに除外されているポケモンがいなければそのまま除外されますが、除外されているポケモンがいればその中からランダムで1匹ベンチに戻しながら自身が除外されます。

ちなみに、進化後のオーベムの性能がこんな感じです。

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※画像はダメージ強化をしてしまっていますが初期値は110です。

 

紫ワザの面積が減っているかわりに、打点が割とある白ワザを得て、攻撃的になった感じでしょうか。進化で使用することで★3の『つれさる』を得ることもできます。

つまり、例えばリグレー3体、オーベム3体でデッキを構成した場合、きぜつしてもP.C.に飛ばず、延々と除外されては別のリグレーまたはオーベムがベンチに戻るというループを繰り返すため、『つれさる』で自分のP.C.に誘拐した相手のポケモンが半永久的に相手のもとへ帰れないという仕組みです。こうして数的有利を確保していくのがリグレーデッキの戦い方になります。

しかし、リグレー3、オーベム3では現実的に勝てない相手が多い(詳細は次の項目で述べます)ため、他のメンツを入れて苦手を対策するのが一般的です。

 

 

リグレーの弱点

リグレー3、オーベム3でデッキを構成した場合、何が苦手になるのかを書いていきます。①金ワザ、②速攻、③P.C.移動のワザ、④火力不足 の4点です。

 

①金ワザ

上のルーレットを見て察しが付くかもしれませんが、紫ワザをぶち抜いてくる金ワザに対して打つ手がありません。特にすり抜けと高火力金ワザをあわせ持つメガレックウザは天敵です。他にもジュナイパーヤミラミメガルカリオ等には気を付けたいところです。

 

②速攻

MP2のメンツしかいないため、ゾロアーク+Sデオキシスのような序盤での速攻を得意とするデッキには苦戦を強いられます。

 

③P.C.移動のワザ

具体的にはバシャーモルナアーラなど。ルナアーラに対してはつれさるが決まりやすいのでまだ良いですが、バシャーモは★3せんぷうきゃくジェットキックまで持っているので厄介極まりない存在です。リグレーオーベムがP.C.に飛ばされてしまうと、つれさるを2回決めなければ盤面に復帰できません。

 

④火力不足

ただつれさるを決めているだけで、相手のポケモンをきぜつさせられないようでは、結局数で優位に立つことはできません。

つれさるを決めても、自分からつれさるを決めた場合リグレーまたはオーベムがいた場所をあけて相手に手番が渡るため、しっかり気絶させて相手のP.C.にもポケモンを送ることができなければ勝てません。

 

以上を踏まえて、デッキ紹介に移っていきます。前置き長かったですね。

 

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レベリング甘えてますが、これでも十分戦えています。レベリング甘えてなければもうちょい勝率高そう。

それではお約束の各パーツの解説から。

 

 

ポケモン

 

・(メガ)サーナイト

メガサーナイトブルーホールで無理やり相手のポケモンと1:1交換をしてからリグレーが気絶する動きがめちゃくちゃ強いです。また、つれさると気絶で相手のポケモンを減らした後、ワープホールでウェイト勝ちという筋も狙えます。

 

(メガ)ラティアス

気絶でP.C.に飛ばないことがリグレーと相性が良いため、項目『リグレーの弱点』で述べた④火力不足を補うアタッカーとして採用しています。また、①金ワザの対策にもなっており、メガシンカしている間に相手のジュナイパーメガレックウザ等をつれさることができるかが勝負のカギになってきます。

 

パルキア

④火力不足を補うZワザ要員です。ミズZは現在実装されているZワザの中でも特に強力で、バトル相手から2歩以内の相手のポケモンを全員こんらん状態にすることができます。

水タイプの中でもバトルでの気絶はP.C.に行かずベンチバックになる点がリグレーと相性が良いため、それを買っての採用となっています。

 

カプ・テテフ

いなくても何とかなるといえばなりますが、リグレーつれさるを★3にでき、相手のルナアーラゲンシカイオーガフワンテ、フワライドあたりにリグレーが強気に仕掛けて上からつれさりにいけるのが強いです。いるといないとではつれさることができる相手が全然違います。ミス8族なのは不安ではありますが、★3サイコショックと青ワザを備えているためゴールに置いてもそこそこ耐え、使用感はかなり良かったです。

 

リグレー

デッキコンセプトです。つれさるで相手のポケモンを自分のP.C.に誘拐することができます。特性を加味して最低2匹は必要です。

ちなみに進化先をセットしていないのは、つれさるを決めるたびに進化選択が出てきてテンポロスになるのを嫌ったためです。嘘です持ってないだけです。

進化するとつれさるの面積は減る代わりに★と白ワザの火力が上がるため一長一短ではありますが、選択肢として持てていた方が強いとは思います。

 

 

ポケモンの選択肢

 

今回は採用していませんが、採用を検討できるポケモンを紹介します。

リグレーまたはオーベム3体目

リグレーまたはオーベムを2匹のみ採用している場合、1匹リグレーが気絶すると場に残るリグレーは必ず1匹のみとなってしまいます。2回つれさるを決めれば良いので足りないと思ったことはないですが、それでも欲しいという方は。エスパーZ次第ではパルキアよりこちらかもしれません。

 

・(メガ)ルカリオ

特殊状態でないとき、金技で倒れない堅さが売りのアタッカーです。メガシンカすればこのデッキにない金ワザを使うこともできます。ただ、堅いとはいえ倒されるときは倒されますし、Zワザの登場でその耐久力も信用を失いつつあるため、今回は採用を見送りましたが。しかし、その殺傷能力の高さは採用を検討できるレベルです。

 

・(メガ)ラティオス

レックウザへの対策を厚くするならこちらです。相手のレックウザを気絶させ、そのレックウザが相手のP.C.にいる間に別のポケモンつれさるを決めて試合を終わらせる、というイメージです。

(メガ)ラティアスと併用した場合、むげんのふえを使い切るのが早くなってしまうことが懸念材料ですが、今のところ、むげんのふえ2回で勝ちきれる試合の方が多いのでリサイクルがあれば大丈夫だとは思います。

こちらも同じくエスパーZに期待でしょうか。

 

 

★プレート

 

・ロングスロー

項目『リグレーの弱点②速攻への対策として切れない1枚であるように思います。

 

・リサイクル

主にむげんのふえを復活させるための1枚です。ほとんど使う前に決着がつきますが、使わない試合がないわけではなく、安心感が違いました。

 

・むげんのふえ

リサイクルに頼らなくてもだいたい2枚あれば勝てている印象です。リサイクル採用であればメガラティオスも併用することも考えて良いでしょう。ダブルチャンスとの枚数バランスが難しいところですが、そちらの重要度も高く、私個人としては2-2で良いと思っています。

 

・ダブルチャンス

メガサーナイトブルーホールリグレーつれさるを確実に決めにいきたいため2枚採用しています。つれさるは早期に2回決めたいため、ダブルチャンスも2枚です。重要度高めです。

 

 

★プレートの選択肢

こちらでもポケモン同様、今回は採用に至っていませんが採用を検討できるプレートを紹介します。

 

・げんきのかたまり

(メガ)サーナイトカプ・テテフなど気絶でP.C.に飛ぶポケモンが気絶した際や③P.C.移動のワザを一発あしらうことができます。こういった状況が起こったとき改めてつれさるを2回決めなおす必要がなくなるのは大きいかもしれません。

 

・ゴールブロック

守備に適したメンツがいないため、採用を検討する余地があります。

 

 

★注意点

このデッキを使う上での注意点です。強い動きと弱みをここで書いていきます。対策する側にもそっくり役立つ情報で、対策したい方はその強い動きを実現させないように、また弱みをうまく突いていくプレイングを心がけたいところです。

 

・『倒され順』に気を付けよう

具体的には最初にリグレーが気絶する前にメガサーナイトブルーホールを決めたり、(メガ)ラティアスで暴れたりできるかどうかです。2匹のリグレーのうちどちらかが気絶した際、除外されている自分のポケモンがいなければ、リグレーを1匹失うだけで終わってしまいます。

ところが、どちらかのリグレーが気絶する前に、メガサーナイトブルーホールを決めていた場合、リグレーサーナイトを盤面に戻しながらの除外となります。この場合、はじめにリグレーが気絶した場合と比較して、自分のポケモンの数は5体で変わらないのに、相手のポケモンが1匹減っていますね。リグレーが気絶する前にブルーホールを決める動きが、非常に強力です。

同様に、どちらかのリグレーが気絶する前にラティアスが除外されてしまっても、1回はあしらうことができます。

逆に、リグレーが気絶した後にブルーホールを決めにいくのは、もう1匹のリグレーが気絶した際サーナイトを盤面に戻してしまう可能性があり、そうなってしまうとリグレー2匹を失って復帰する手段がないので、よほどのことがない限りやらないようにしましょう(もちろん、リサイクル→ブルーホール2回目など、例外はあります)。

 

・手番が重要

カプ・テテフの特性を活かしたり、ダブルチャンスを使用したりすることにより、自分からつれさるブルーホールを決めにいくシーンが多いですが、その際、一瞬もともと相手のポケモンと自分のリグレーまたはメガサーナイトがいた場所を空けて相手に手番が渡ることになります。ここで相手の別のポケモンに進軍を許し、Zワザを決められたりエントリーを封鎖されたりすると、相手の数は減らせても劣勢に陥ったり負けになったりすることがあります。つれさるを決めにいく際は、その後道がすっきりした盤面と、次の相手の動きまで想定したうえで、強烈な反撃が来ないかどうかを読んだうえで仕掛けていくように心がけましょう。余談ですが、このプレイングはテッカグヤランデブーを狙う際にも言えることですね。

 

ラティアスを執拗に付け狙われると弱い

メガラティアスは金ワザを防ぎつつ進化ボーナス、特性込みで180ダメージをたたき出すことができるため、気絶することがほぼないポケモンですが、メガシンカが切れている時にラティアスを執拗に狙われ、リサイクル込みで合計4回のむげんのふえを切らされてしまうと弱いです。

すでに気絶したリグレーがいて、ラティアスが盤面にいないときにもう1匹リグレーが気絶してしまうと、リグレーでなくラティアスを戻してしまう場合があります。こうなってしまうと、除外されたリグレーを復帰する手段を失い、さらにもう一度ラティアスが除外されると負けが濃厚になるでしょう。

このデッキを使う場合、ラティアスの動かし方がかなり重要になってきます。とぶそらをとぶによる事故にも気を付けたいですね。むげんのふえを切らされる前に試合を決めてしまいたいところです。

 

いかがだったでしょうか。対策したい皆さんに少しでも役立てばと思います。

 

高頻度Zワザという不快要素、はよ改善されないかなぁ。。。